お金を掛けることができるのなら、見栄えのする飾りつけをしたりワンランク上の豪華な食事を提供することもできますが、無理にお金を掛けなくてもおもてなしの心を伝えることもできます。
ハンドメイドアイテムは、既製品として売っている商品のように完成されたものではなくても手作りという温かみがあるものです。
裁縫が得意な人であれば、布を使ってテーブルクロスやコースターなどさまざまなアイテムを作ることもできるでしょう。
また、木工や陶芸、ガラス細工などの趣味を持っている人であれば、それを活かして食事や飲み物を提供するお皿やグラスを作ってみたり、テーブルの上の飾りも特別感を出すことができるでしょう。
しかし、特別な技術を持っていないという人もいるものです。
技術がなくても手軽な紙を利用しても手作りグッズを作ることができるものであり、はさみで切って糊やテープでとめたり、プリンターで印刷をする、ステンシルで描くなどちょっとしたことでもハンドメイドのあたたかみを出すことができます。
パーティーを行う前には、みんなに集まってもらうための招待状を作ることから始まります。
招待状は、日にちや時間、会場となる場所とそこの地図を添付してみたり、他にも持ち物や服装なども記入しておきます。
文字や絵はプリンターで印刷しても構いませんが、手書きであればあたたかさを出すことができます。
シールを貼ったりコラージュペーパーをカットして組み合わせたりと楽しみながら作ることができるのですが、会場の雰囲気や色を合わせて作ってみると統一感を出すことができます。
会場に来てもらった人に、ようこそという気持ちを込めて用意しておきたいペーパーアイテムに、ウェルカムボードがあります。
会場がここであることをチェックしてもらうためのボードともなるのですが、会場の中に入るのが楽しみになるような工夫も必要になってきます。
立派なボード形式にしなくても、ポスターのような形式で壁に貼り付けても構いません。
また、立体的なものを活かしてみると見栄えを出すことができます。
クリスマスパーティーであれば、クリスマスツリーにカードを散りばめてみたり、ハロウィンパーティーであればかぼちゃの上にウェルカムという文字やメッセージを記入したカードを乗せておくなど、目的に合わせたアイテムを取り入れることで雰囲気を出すことができます。
会場に入ってテーブルについてもらったら、テーブルの上にもさまざまなハンドメイドペーパーアイテムを活かすことができます。
和食であっても、箸置きを折り紙で作ってみたり、箸袋を作ってその人に向けたメッセージを入れてあげると来てもらった記念に残してもらうこともできます。
相手の名前を記入することで席札としても利用ができ、来てくれてありがというというメッセージを入れると、忙しい中で来てもらった人や行こうか迷っていた人でも来てよかったと喜んでもらえることになります。
ちょっとした集まりであっても、自分が招待したのであれば帰りには小さいものでもお土産を用意しておきたいものです。
結婚披露宴のプチギフトのように、記念に残るようなものでなくてもすぐに食べたらなくなってしまうようなお菓子類でも構いません。
これを入れるラッピングも、家に帰ってから開けるのが楽しみになるような形に仕上げてみるといいでしょう。
ラッピング用のペーパーはじつに豊富な種類が販売されており、丸い物であっても柔らかい紙であれば包み込むようにしてラッピングすることができます。
無地のペーパーであっても、スタンプを押したりシールを散りばめれば柄のように見せることもできます。
リボンはシンプルに一本だけでもいいのですが、違った色味のリボンを束ねたものを一つのリボンのようにして結ぶだけでも華やかに見せることができます。
また、ここには家に帰ってからも楽しいひと時が過ごせてまた行きたいと思ってもらえるように、ありがとうのメッセージ性をたくす必要があります。
小さなカードにメッセージを書き、穴をあけて紐を通したものをリボン部分に一緒に結んでおけば、既製品にはないこだわりのあるハンドメイド感を出すことができます。
このように、ペーパーアイテムは特別な技術がなくても誰にでも手軽に作ることができるアイテムとなり、工夫次第で来てもらった人にとても喜んでもらえるアイテムともなります。
ギフトとしてもらったものについていたラッピングペーパーやリボンを活かしても作ることができ、お金を掛けなくても家にあるもので活用することもできます。
うまく作ることができなくても、手作りということだけで特別感を出すことができるので、おもてなしの気持ちをうまく伝えることができるアイテムとなります。